総務省は、携帯電話向けの新たな電話番号として「060」を開放する方針を情報通信行政・郵政行政審議会に諮問しました。
早ければ2024年12月中に、「060」から始まる電話番号の携帯電話での利用が認められる見込みです。
2024年1月31日、NTT東日本とNTT西日本の固定電話サービスのネットワークIP移行が完了しました。これを受けて総務省は2024年10月2日、「電気通信番号計画」の一部変更案を諮問しました。この変更案では以下の3点が言及されています:
1. 事業者間接続における接続方式の規定見直し
2. 固定電話番号などの番号ポータビリティ規定の見直し
3. 音声通話に対応する携帯電話番号の番号帯の追加
現在、携帯電話番号は「070」「080」「090」から始まる11桁の番号が使用されています。しかし、「080」と「090」番号はすべての割り当てが完了し、「070」番号も残りが530万件と枯渇が懸念されています。この状況を踏まえ、新たに「060」番号が開放されることとなりました。これにより、約9000万件の番号が追加され、全体で3億6000万件になる見込みです。
1979年:
日本電信電話公社が自動車電話サービスを開始。
「030」番号から始まる10桁でスタート。
その後、「040」番号が追加。
1988年:
日本移動通信(現KDDI)が携帯電話事業に参入。
1989年:
第二電電(現KDDI)が携帯電話事業に参入。
携帯電話番号の割り当て方法が見直される。
1996年:
「030」と「040」から始まる10桁の専用番号の逼迫により、
新たに「080」と「090」の番号が割り当てられる。
1999年:
携帯電話の番号が11桁化。
番号体系の見直しにより、携帯電話は「090」番号、PHSは「070」番号に統一。
2001年:
NTTドコモがFOMAサービスを開始。
日本通信が日本で初めてMVNO事業を開始。
2002年:
「080」番号が携帯電話に割り当てられる。
2006年:
モバイルナンバーポータビリティ(MNP)制度が開始。
2007年:
Appleが初代iPhoneを発表。
2008年:
T-Mobileが世界初のAndroidスマートフォンを発表。
2013年:
「070-5*******」「070-6*******」以外の「070」番号が携帯電話用に割り当てられる。
2014年:
「070」「080」「090」番号がMNPで携帯電話でもPHSでも相互利用可能に。
2024年:
「060」番号の開放が予定。
主に3つの理由が考えられます:
1. オフィスや店舗の代表電話として、固定電話の代わりに携帯電話を利用するケースの増加。
2. 携帯電話会社のかけ放題プラン提供をきっかけに、内線電話の代わりに従業員へ携帯電話を支給する会社の増加。
3. 複数SIM対応スマートフォンの普及により、仕事用とプライベート用、または通信障害対策として異なるキャリアの複数回線を契約する利用者の増加。
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